空き工房を空想プロデュース


空想プロデュース|カフェ・アトリエ・オフィス


昨年の10月に産声を上げた「波佐見空き工房バンク」プロジェクト。


(昨年のプロジェクトメンバー。発起人&事務局の村上さんは左から2番目)

おかげさまで、村上さんがもう一人要るのでは!?と思うくらいの反響を頂いています😳
*プロジェクトの記録はこちら >>

 

同時に、「再利用したときの姿を想像するのがなかなか難しい」という声もよく頂くため、実際に募集している空き工房の一つをひかりでプロデュースしてみました。
事務局のDIY工房と違って実際に工事はしない、絵や図面でイメージをお手伝いをする空想のプロデュースです。

 

空想のモデルにしたのは、モニターツアー参加者の反応が特に良かったこちらの物件。


*物件記事>>グリーングリーン♫ 工房

ここをベースに、要望の多い「カフェ」「アトリエ」「オフィス」、3つのプランを作りました。それぞれに必要な設備も動線も、適用される法令も違うため、ちょっと大変なところもありましたが、その分参考になるプランに仕上がったと思います!

 

*今回設定した用途は空想プロデュースに限ったものであり、実際の使用目的は要相談になります。 詳細は、「波佐見空き工房バンク」事務局にお問い合わせ下さい。

 


プラン①|カフェ & ショップ・ギャラリー


カフェ(飲食店)は、今頂いているお問い合わせの中でも特に多い希望用途。ということで、このプランのみイラストまで描いてビジュアル化しちゃいました。

女性が手を振る先には、煙突のように見える塔屋(とうや)を改装したロフト。建物前には犬が寝そべり、板塀裏側に設けられたオープンテラスでは、人々が楽しそうに談笑しています。

プランで見ると、こんな感じ。

オープンテラスが図面右下に来ていて、中に入るとカフェスペース、その奥がショップ&ギャラリーという配置になりました。さて、これをイラストて見てみると?

ビフォアー・・・

アフター!

アングルはどちらも同じ。オープンテラス側から室内を見たところです。では、このまま奥に進み、ショップ&ギャラリースペースへ行ってみましょう。

ビフォアー・・・

アフター!

アングルが、テラス側からカウンター側に変わりました。どうですか?何度も見比べているうちに、写真だけ見ていても空想プランが浮かび上がってきませんか。

この切替ができるようになると、プランを立体的に見れるようになります。その視点をキープしたまま、残りの2つを見てみてください!

 


プラン②|シェア工房 & ショップ・ギャラリー


次は、工房として利用したときのプラン。やきもの作家さんが2〜3名でシェアするイメージで作成しました。

オープンテラスだった軒先はバックヤードに、カフェスペースの小上がりはスタッフルームになっていますね。

現役作家さんにヒアリングし、作業に必要な広さや窯の熱なども考えてプランを練りました。実際、元々がやきもの関連の工房だったことを考えると、潜在需要と可能性は一番高いプランかもしれません。

 


プラン③|オフィス・ギャラリー & レンタルスペース


最後は、オフィスとして利用したときのプランです。

実はこれ、わたしたちひかりの夢がこっそり盛り込みまれた「あったら良いな、こんなプラン」。自分たちのオフィスとして使うだけでなく、その一画を開放し、貸しスペース(転貸)として運営するモデルなんです。

同業種でコラボしても良いし、異業種で刺激しあっても面白そう…多目的空間(オルタナティブ・スペース)を内包した仕事環境なんて、すごく楽しそうじゃないですか?

 


コンセプト|Evergreen


さて、実際に施工する訳ではない空想プロデュースですが、コンセプトもちゃんと考えました!

3つのプランを貫く基本概念は、「集う、出会う」。

作家や作品が集う場として、また、作家や作品と出会う場としてー

そんなコンセプトと、360度緑に囲まれた環境を、常緑樹の意味から転じて不朽の名作というニュアンスでも使われる英単語、「Evergreen(エバーグリーン)」で表しました。

 


あなただけの空想プランを


いかがでしたか?
この空き工房には、撤去できない塔屋の構造体が残っているのですが、カフェプランではその部分を小上がりにしていました。これを応用して、ライブや展示会のときはステージにしてもいいですよね。

 

こんな風に!

 

ここまで想像できるようになれば、もう大丈夫。 空き工房の写真を見ても、実際に内覧しても、きっとあなたのプランを通して見れるはず。わくわくしますね!

 

募集開始現在、空き工房リストに登録されている7物件中、6物件を募集しています。
うち2件はSELECT ROOMでも紹介していますので、気になった方はそちらも覗かれてみて下さい。

登録物件を見る 空き工房リスト >>
物件記事を読む SELECT ROOM >>

 

そしてそして、上記3プラン、実は見積りも取っています。協力してくれたのは、当プロジェクトメンバーのアサダ建設さん。空き工房の利用を前向きに検討されている方にはお知らせすることも可能ですので、ご希望の際は弊社までご連絡下さい。

 

TEXT:いしだ

 


波佐見空き工房バンク 公式サイト
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