モニターツアー① 空き工房めぐり

どーーーーん!
と、わたしの進行から始まりました、波佐見「空き工房バンク」モニターツアー1日目。

定員15名中、2日間で町外13名+移住者2名の、延べ15名!にご参加頂き、 テレビ局1社、新聞社2社さんに取材頂くという、運営側としては喜ばしくも緊張して仕方がない幕開けとなりました。 緊張したと言えば、、

  

密着取材を受けていた村上さん、見学させて下さった工房の方々、そしてインタビューを受けて下さった参加者の方…わたしよりもよほど緊張されたことでしょう(笑)テレビは、3月8日(火)に「ニュースエブリ」という番組で放送されました。長崎県内の番組のため、福岡組はまだ見ていないのですが、どんな内容になっているのか楽しみです! 今回のツアーは、参加者の方々はじめ、関わって頂いたみなさまのご協力で事故や怪我もなく、スケジュール通りとてもスムーズに進めることができました。まずはこの場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。 「楽しかった」「気付きがあった」「勉強になった」などなど、嬉しいご感想もたくさん頂けた2日間。そんなツアーの様子を、1日目と2日目の数回に分けてご報告したいと思います。 お天気に恵まれた1日目は、3件の空き工房見学と、元製陶所を改築したレストランでの昼食、窯元が集まる集落の散策、そして交流会を行いました。 参加されなかった方も、記事を読めば参加した気持ちになれること間違いなし! 少々長くなりますが、最後までお付き頂ければ嬉しいです。

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もくじ
・3つの空き工房めぐり
・元製陶所でのお昼ごはん
・窯元の集落、中尾山散策
・百聞は一見にしかず。生地屋見学
・元自動車工場にて交流会
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3つの空き工房めぐり

ご案内した空き工房はこちら。(左から空き工房リストNO.1、NO.2、NO.6

  

移住、カフェの起業、ものづくりの場を求めて、事業の可能性を探りに…ツアーへの参加理由は人それぞれ。その視点を空き工房の活用案に活かせるよう、気づいたことや疑問を書き込める専用マップを作成しました。

 

最初に訪れた折敷瀬の工房では、波佐見焼の特徴である「制作工程の分業化」や、

工房の器具・設備など、空き工房を見る上で基本となることについて、村上さんから説明をして頂きました。

 

「生地」ってなに?地面に埋まった壺はなんのため??
やきものの工房を訪れたのは初めてという人ばかり。 説明を受けてもイメージが湧かず、みなさんの頭の上には「???」が。わたしもそうだったので、よく分かります(笑)実際に動いているところを見ないと分からないので、午後に稼働中の工房を訪問予定。まずは、全体像をざっくりつかんでもらえれば。 説明が終わり内覧タイムに入ると、「ここにキッチンを置いたらどうか」「こんな使い方をするとすればどうなるか」「ここは問題になってきそう」…スタッフに、次々と質問や意見が飛んできました。みなさん、積極的!

 

次に訪れたのは、煙突のような突起物が特徴的な、小樽郷の空き工房。

1件目同様、元生地屋さんですが、随分と雰囲気は違いますね。

 

道路から建物が見える視認性の高さ、形の可愛らしさ、駐車場が確保できるなどの理由から、「店舗活用に向いている」という声が多くあがりました。中には「公式サイトを見た時から、条件的にここが一番気になっていた」という人も。リサーチの入念さに、本気度の高さが伺えます。 ロードバイクを愛用しているという参加者からは、「サイクリングに最適な環境。途中で立ち寄れる休憩所に良い」という意見が出ました。

お昼を挟んで1日目の最後に訪れたのは、元窯元。ここは今でも一部使用している2階建ての大規模工房です。

現在、リストに載っている中では唯一の住居付きというレア物件。バス・トイレ、キッチン完備の3LDK。屋外からの出入りも可能な造りになっています。

 

「個人で借りるには広すぎるけど、可能性を感じる」「工夫しがいがある。面白いものができそう」などの声が上がりました。