空き工房を物件ラボ

「こんな物件あればいいな」「こんな使い方できればいいな」

それをカタチにするための方法を考え、試してみようという物件ラボ
そんな試みがまた一つ始まりましたin波佐見

そうなんです。
福岡を飛び出して、長崎まで物件を追いかけて行っちゃいました!

 

長崎県の波佐見といえば、陶器の波佐見焼で有名なまち。
ゴールデンウィーク、伊万里と併せて陶器市に出かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

陶器市では、路上や広場にテントが張られ物販所が設けられるほか、
製陶所の軒先や空きスペースも即席の販売場に。製陶所というのは、陶器を作る工房のこと。

生地と呼ばれる絵付け前の陶器が並んでいたり、それを乾かす棚が天井近く続いていたり。陶器のまちならではの光景に出会えるのも、市の楽しみ方の一つ。

運が良ければ、作陶風景を見ることができちゃうかもしれません。

 

ですがこれらの工房も、年々数を減らしていっているという現実が。
少子高齢化による後継者不足問題だったり、大量生産大量消費時代の終わりによる需要と供給バランスの変化だったり、、、

閉鎖された工房は物置や納屋代わりになり、中には道具が残されたままのところも…。
時が止まったような、とよく言いますが、当時の空気感が留まっています。

 

今回のラボは、これらの使われなくなった工房がターゲット。
ただ眠らしているのはもったいない!

ということで、

どんな活用方法があるか?
どうやってアイデアを商品化していくか?
を、波佐見町役場さんとタッグを組んで、ラボしていきます。

 

まずは、今どんな「空き工房」があるのか、実際に回って見てみたいと思います。
次回はそのご報告ができれば…

お楽しみに!

text/いしだ